ホームカラー
【ホームカラーとは?】
ホームカラーとは、一般的にドラッグストアやホームセンターで市販されている薬剤で、自宅でカラーすることです。現在では様々な種類の薬剤が市販されており、用途に合わせて選ぶことが出来ます。お手軽に、お手頃な価格で、自分の好きな時間に出来ることから近年ではホームカラーをする人が増えてきているようです。
【ホームカラーのメリットとデメリット】
では、ホームカラー(市販のカラー)には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
<メリット>
①費用が安い
②手軽に使用できる
③サロンになかなか行けない(小さい子供がいるなど)時に便利
④美容室に行く手間が省ける
⑤好きな時間に出来る
<デメリット>
①手間がかかる
②思い通りの色にならない
③髪が傷みやすい
④色持ちが悪い
⑤自宅が汚れる
以上のようなことが挙げられます。
お手軽で、お手頃で楽しめるというメリットがある反面、髪のダメージやリスクも伴うこともあるようです。
ホームカラーと美容室のカラーの違い1
ホームカラーと美容室のカラーではどんな違いがあるのでしょうか?
①使用する薬の強さ
市販-強さは1種類のみ。(強いものがほとんど)
美容室-カラー、ブリーチなどの薬品に含まれるアルカリ剤の強さも強~弱まで多種類。カラー剤の中に含まれている、髪を明るくするブリーチ効果に大きな違いがあり、市販の薬は明るくしなくてもいい所でも同じ薬品でトーンアップする為必要以上に髪にダメージを与えます。
②色の種類 市販-色の種類が少なく仕上がりの髪色の」調節判断が困難です。
美容室-色の種類が多く希望に合わせて色を配合し、好みのカラーをつくることが出来る。美容室で染める場合は好みの色に近づけることが可能です。
<ホームカラーと美容室のカラーの違い2>
①染め方の違い
市販-髪の根元も毛先も強い薬剤で染める為、ダメージを避けられない。
美容室-髪の根元と毛先では薬剤を使い分け、出来る限りダメージを減らせる。美容室では、根元は強い薬剤、すでに染まっている毛先は弱い薬剤で染まるのでダメージを最低限に抑えることが出来ます。
②カラー後の後処理
市販-カラー後にそのまま流すのでシャンプー、トリートメントをしても薬剤が残りやすい。
美容室-染めた後乳化という作業で頭皮に残った薬剤をきれいに落とす。
*乳化とは薬を頭皮から浮き上がらせる作業のことで無理なくカラーを落とし頭皮のダメージを減らします。
以上のような点が挙げられます。市販、サロンのカラーのそれぞれの薬剤の特徴を理解して、ご自分に合ったカラーを楽しみましょう。
この記事を書いたスタイリスト情報
- 山野美容芸術短期大学卒。市ヶ谷、銀座の美容室など10年間、美容師としてのキャリアを確実に積み上げる。特にご年配の方に支持され、自宅にもお伺いして施術をするようになる。より美容を追及するため、エステティシャンに転向。銀座の高級サロンで8年間、多くの指名を頂きながら技術を修得、チーフとして店舗を任される。ご高齢の方に喜ばれた訪問美容を広めるため、美容スキルとエステ技術を通じて啓蒙・啓発を図る。2014年11月、より活動を活発にさせるため、訪問美容とユニバーサルデザインのサロンに活動の拠点を移す。
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