アイロンセット ~ お客様のご希望・TPOに合わせたアイロンセット技術 ~

1.カウンセリング

横1_カウンセリング-(5)

記入していただいたカウンセリングシートの情報を把握して、カウンセリングを致します。お客様のご希望のスタイルをを伺い、お出掛け先のTPOに合わせたヘアスタイルをご提案致します。

見極めポイント!

ご希望を伺った上で、TPOを踏まえたヘアスタイルへのカウンセリングが重要です。美容師側のプロとしてのアドバイスがないとお召し物に合わなかったり、お出かけの場面で想定外、場違いな仕上がりになってしまいます。

2.時間の確認

横2_時間の確認-(1)

施術に入る直前に、お客様が美容室を出発しなくてはならないお時間をご確認します。またヘアセットにかかる所要時間をお伝えし、余裕のあるスピーディーな施術をご提供致します。

見極めポイント!

美容室でヘアセットをご注文頂く場合、必ず大切なご予定がある日です。他のご予約等の状況を問わず、ご希望通りの時間でヘアスタイルを仕上げる適切な技術とスピードが重要です。出発時間の確認がないと、ご予定に間に合わないという事態さえ引き起こします。

3.髪飾りのお預かり

横3_髪飾りのお預かり-(3)

お客様の髪飾りは、お預かりから髪にセットさせていただくときまで、汚したり、落としたり、破損したりしないように、心を込めて大切に丁寧に扱います。お手持ちの中で候補がありましたら、遠慮なくお持込ください。

見極めポイント!

お預かりした髪飾りは、お預かりからセットするまで最新の注意を払って扱わないと、繊細な作りである髪飾りを破損してしまいます。粗雑な取り扱いは、スタイリング剤で汚してしまったり、傷つけたり、破損してしまうというトラブルになる事もあります。

4.コーミング・ブラッシング

横4_コーミング・ブラッシング-(1)

お客様の頭が動かないように、毛先から、徐々に根元付近へと向かって、正しい角度で丁寧に優しくコーミング・ブラッシングをし、ヘアセットしやすいように下準備をします。

見極めポイント!

美容師がお客様の頭、毛髪を優しく丁寧に扱うことは、基本中の基本です。美容師が手元に集中するあまり、お客様の頭がグラグラと動いたり、毛髪が何度も引っかかるようですと、施術中の不快感はもちろん、毛髪にダメージを与える原因となります。

5.ブロッキング

横5_ブロッキング-(2)

最終的な仕上がりを想定し正しくブロッキングします。頭皮と髪に負担がないように、スライスを取ります。コームやヘアクリップをお客様に痛くない角度で扱います。髪の毛が顔にかからないよう、鏡を見て施術します。

見極めポイント!

正しいブロッキングでヘアセットをしないと、最終的な仕上がりに大きな差が出ます。ブロッキングをしていないと、ヘアセットのプロセスが構築できず、行き当たりばったりのバランスの取れない仕上がりになってしまいます。

6.ヘアセット

横6_アイロンセット-(4)

髪の毛が顔にかからないよう、鏡をよく見ながら気を付けて施術をします。鏡を見ることで、お客様のお似合いになるシルエットやバランスも瞬時に判断して、より素敵に仕上がるスタイルをご提案していきます。

見極めポイント!

ヘアセットの途中で髪の毛がバサバサと顔にかかってきたり雑に扱われてしまったら、最終的な仕上がりも不安になってしまいます。鏡を見てセットをしなければ、お客様にお似合いのシルエットやバランスもわかりません。

7.アイロン、カーラーの使用

横7_アイロン・カーラーの使用-(6)

ヘアアイロン、ホットカーラーを安全に使用します。100度以上の熱を持つ道具ですから、お肌に当たらないようにしながら、正しい位置で扱い、過剰な温度設定や時間をかけないようにします。

見極めポイント!

ヘアセット時に使用するアイロンやホットカーラーは、高熱を発する道具の為、粗雑に扱うことは大変危険です。お肌に近づけすぎるとやけどの危険性と、過剰な時間をかけることは毛髪へのダメージも進行させてしまうおそれもあります。

8.スタイリング剤の使用

横8_スタイリング剤の使用-(4)

ヘアスタイルによって、スプレーやワックスなど用途に合わせたスタイリング剤を使用します。持ちがよく、崩れないヘアセットのために、適切なスタイリング剤を、適量使用します。

見極めポイント!

スタイリング剤を用途に合わせて使用しないと、崩れやすいヘアセットになってしまします。適切な距離をとらず近づけすぎると、スプレーなどは白く粉浮きしてしまったり、ワックスのつけすぎはべたつきの原因になります。

9.前髪のスタイリング

横9_前髪のスタイリング-(1)

前髪は必ずブロー、もしくはアイロンをします。その日の印象の要となる前髪は、質感も重要ですので、固めたほうがいいか手ぐしを入れられるほうがいいかを伺った上で、スタイリング剤を選定します。

見極めポイント!

前髪をきちんとブローやアイロンを用いてスタイリングしないと、たとえ後ろ姿がよくてもその日の印象を大きく損ねてしまいます。スタイリング剤の使用においても、お客様のお好みを伺わないと、気に入らない質感や仕上がりになってしまいます。

10.アフターカウンセリング

横10_アフターカウンセリング-(2)

ヘアセット終了後に、鏡をお見せして「ヘアセットのポイント」をお伝えします。また普段以上のスタイリング剤を使用しているので「ヘアセットを外した際のヘアケアのポイント」もご説明します。

見極めポイント!

ヘアセットのポイントをお伝えしないことは、お客様のヘアスタイルに責任を持っていないことになります。普段以上にスタイリング剤も使用していますので、当日のシャンプーの仕方などの説明がないと、毛髪のダメージの原因にもなります。

お仕上がり

お客様の求める雰囲気とTPOを踏まえてセットをご提供いたします。

この記事を書いたスタイリスト情報

小林利衣(コミュニティサロン と和 / 訪問美容 と和:トップスタイリスト)
ベルエポック美容専門学校卒。台東区浅草のヘアサロンに入社し、幅広い年代層のお客様のもとで経験を積む。同社系列の中央区日本橋の店舗にて副店長として勤務。常に指名が絶えない人気美容師として活躍。キャリア10年に差し掛かった頃、祖母の介護を単身ですることになり、生活面・精神面に加えて、高齢者の美容の悩みに直面する。人を美しくする美容を通じて、何とか心を高揚させることができないかと思い、自宅でできる美容メニューの提供を考える。2015年7月、お客様の一生涯に寄り添える美容師になりたいと、新しいキャリアとして、訪問美容に挑戦。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

ヘッドスパ

【ヘッドスパの歴史】 昔から医学として民間療法が盛んだったインドでは、マッサージが重要視されてきました。インドの伝統医療であるアユ…

おすすめ記事

  • ヘッドスパ

    【ヘッドスパの歴史】 昔から医学として民間療法が盛んだったインドでは、…

  • 市販と美容室の使用薬剤の違い

    【市販のカラー剤と美容院のカラー剤は何が違うのでしょう?】 ①市販のカ…

  • 美容室の真実

    <ヘアサロンの利用回数> 日本お客様が1年間にヘアサロンを利用する平均…

ページ上部へ戻る