縮毛矯正・ストレートパーマ ~ 髪にやさしい薬剤選定ダメージを最小限に抑えたストレート技術 ~

1.カウンセリング

横2_パーマ剤の説明

事前に記入していただいたカウンセリングシートの情報を把握してカウンセリングに入ります。お客様のお好みやご要望を伺い、ヘアカタログなどでストレートの仕上がりを確認していただきながらを決めていきます。

見極めポイント!

お客様の好みやご要望をカウンセリングでしっかり汲み取ることが出来なかったり、カウンセリングが不十分であると、「こんなストレートにするはずじゃなかった」「イメージしてたストレートと違った」など、不満が残る結果になってしまう可能性があります。

2.シャンプー

横2_パーマ剤の説明

髪に優しいシャンプー剤を使い、スタイリング剤など髪の毛についている不純物を落とすように丁寧に洗っていきます。リラックスいただけるよう、心地のいい強さやテンポでシャンプーをご提供致します。

見極めポイント!

シャンプーをせずに薬剤を塗布すると、髪についているスタイリング剤や不純物が邪魔をして薬剤の浸透に差が生じてしまいます。お客様の好みのストレートを提供することが難しくなる可能性があります。

3.毛髪診断 薬剤選定

横3_毛髪診断とパーマ液の選定

髪質やクセやダメージの状態を見させていただき、何種類かある薬からお客様に合わせて選択していきます。お客様のクセの状態、ダメージが強くならないように毛髪診断をしっかりします。

見極めポイント!

根元付近は「ストレートがうまくかからない」「クセが伸びていない」、毛先付近は「ダメージが強くかかってしまった」「髪の毛が切れてしまった」など、しっかり毛髪診断をしないで薬剤選定を行うと大きなトラブルに繋がります。

4.1剤塗布

横5_1液塗布

髪の状態に合わせ選定した薬剤を丁寧に塗布していきます。骨格に合わせブロッキングをし、頭が動かないようにコーミングをして頭皮につかないように、ワンパネルずつ塗残しがないよう丁寧に塗布します。

見極めポイント!

ブロッキングもせず適当に薬剤塗布をすると、薬剤の塗布漏れが生じ、かかり具合にムラが出てしまう可能性があります。荒く塗布する事により、頭皮に薬剤がつくと、根元がつぶれてしまい、跡にがつき取れなくなってしまいます。頭皮がかぶれるなどの肌トラブルにもつながります。

5.お流し

横8_ロッドアウト・お流し

流し残しがないよう念入りに流します。1剤をつけて軟化している状態の髪は絡まりやすくさらにダメージを与えやすいので優しく流します。お流し後に力を加えないように優しくコーミングします。

見極めポイント!

時間短縮で適当に流してしまうと薬剤の流し残りが生じてしまい、髪に負担がかかります。軟化している髪はとても痛みやすい状態です。その状態で力を入れた無理なコーミングをすると髪に大きなダメージがかかります。

6.ドライ

横6_ミスト

ドライヤーの熱に注意し、お客様の頭が動かないとように柔らかいタッチで、髪の流れに合わせて乾かします。仕上がりスタイルを考えながら乾かしていきます。

見極めポイント!

ドライヤーをあてる際に、正しい位置と角度であてないとドライヤーの熱により髪や頭皮を傷めてしまう可能性もあります。手荒く乾かすとお客様に負担がかかり、不快感を与えてしまい、快適にお過ごしいただけない可能性も高まります。

7.アイロン

横7_パーマチェック・2液塗布

ストレートアイロンで髪の組織をストレートの状態に固定して、キューティクルを整えていきます。頭皮と髪に負担がないようスライスをとり、ひっぱらないようにをかけずにアイロンをかけていきます。スライス幅に気を付けていきます。

見極めポイント!

アイロンで無理にひっぱるようにアイロンをかけると髪にダメージを与えるだけできれいには伸びません。髪の毛がつれたりし、痛みを感じ、アイロンの行程中お客様が常に不快な思いを感じてしまいます。

8.2剤塗布

横8_ロッドアウト・お流し

アイロンで伸ばした髪をしっかり固定させる為のトリートメント効果の高い薬剤を仕上げに塗布していきます。頭が動かないようにコーミング、頭皮につけず、かかりムラがないようワンパネルずつ丁寧に塗布します。

見極めポイント!

ブロッキングをせず薬剤塗布に入ると、髪の毛を引っ張ったりしてしまい不快に感じたり、薬剤の塗布漏れも生じます。髪が軟化している状態ですので塗りムラがあるとパサつきダメージの悪化の原因となります。

9.ドライ&ブロー

横9_スタイリング

ドライヤーの熱や風が、お客様の負担にならないように注意をします。乾かしている時に、お客様の頭が動かないように優しいタッチで、髪の流れに合わせて乾かしていきます。

見極めポイント!

ドライヤーをあてる際に、正しい位置と角度であてないとドライヤーの熱により髪や頭皮を傷めてしまう可能性もあります。手荒く乾かすとお客様に負担がかかり、不快感を与えてしまい、快適にお過ごしいただけない可能性も高まります。

10.アフターカウンセリング

横10_アフターカウンセリング

仕上がりの状態を一緒に確認していきます。ストレートをした後の方法をしご自宅でのお手入れ方法をしっかり伝えることで、持続率を上げていきます。次回ストレートをかけるタイミングなど提案していきます

見極めポイント!

矯正やストレートは髪に大きな負担をかける技術になりますので、その場で終わりではなく、その後お客様がご自宅でのお手入れ方法などしっかり伝えないと、ダメージを悪化させてしまい、矯正やストレートの持続性も悪くなってしまいます。

お仕上がり

お客様のご希望の縮毛矯正・ストレートスタイルを再現し、
維持できるスタイルをご提供致します。

この記事を書いたスタイリスト情報

山本陽子(コミュニティサロン と和 / 訪問美容 と和:トップスタイリスト)
産能短期大学卒。婚礼に定評のある都内サロンを始め、10年間にわたりキャリアを積む。高いご要望に応えらえる技術と接客で、人気スタイリストとして活躍する。施術を提供する中で、心身ともにお疲れ気味のお客様が多いことに気付き、服の上からのマッサージを充実させることで、美容室に来た時に合わせてご提供できるのではないかと、ボディケアセラピストに転向。一連のボディケアを修得する。2015年5月、美容室のメニューに、トータルビューティーに加えてボディケアを導入するべく、日々挑戦中。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

悪しき習慣

【美容師が若すぎて頼りにならない!?】 男性の理美容師は20歳~34歳までが全体の約9割を占めています。35歳以上は12%、40歳…

おすすめ記事

  • ヘッドスパ

    【ヘッドスパの歴史】 昔から医学として民間療法が盛んだったインドでは、…

  • 美容室の真実

    <ヘアサロンの利用回数> 日本お客様が1年間にヘアサロンを利用する平均…

  • 市販と美容室の使用薬剤の違い

    【市販のカラー剤と美容院のカラー剤は何が違うのでしょう?】 ①市販のカ…

ページ上部へ戻る