ホームカラー

【ホームカラーとは?】

image019
ホームカラーとは、一般的にドラッグストアやホームセンターで市販されている薬剤で、自宅でカラーすることです。現在では様々な種類の薬剤が市販されており、用途に合わせて選ぶことが出来ます。お手軽に、お手頃な価格で、自分の好きな時間に出来ることから近年ではホームカラーをする人が増えてきているようです。

【ホームカラーのメリットとデメリット】

image021

では、ホームカラー(市販のカラー)には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

<メリット>

①費用が安い
②手軽に使用できる
③サロンになかなか行けない(小さい子供がいるなど)時に便利
④美容室に行く手間が省ける
⑤好きな時間に出来る

<デメリット>

①手間がかかる
②思い通りの色にならない
③髪が傷みやすい
④色持ちが悪い
⑤自宅が汚れる

以上のようなことが挙げられます。
お手軽で、お手頃で楽しめるというメリットがある反面、髪のダメージやリスクも伴うこともあるようです。

ホームカラーと美容室のカラーの違い1

image023

ホームカラーと美容室のカラーではどんな違いがあるのでしょうか?

①使用する薬の強さ
市販-強さは1種類のみ。(強いものがほとんど)
美容室-カラー、ブリーチなどの薬品に含まれるアルカリ剤の強さも強~弱まで多種類。カラー剤の中に含まれている、髪を明るくするブリーチ効果に大きな違いがあり、市販の薬は明るくしなくてもいい所でも同じ薬品でトーンアップする為必要以上に髪にダメージを与えます。

②色の種類                                                                                   市販-色の種類が少なく仕上がりの髪色の」調節判断が困難です。
美容室-色の種類が多く希望に合わせて色を配合し、好みのカラーをつくることが出来る。美容室で染める場合は好みの色に近づけることが可能です。

<ホームカラーと美容室のカラーの違い2>

image025

①染め方の違い

市販-髪の根元も毛先も強い薬剤で染める為、ダメージを避けられない。
美容室-髪の根元と毛先では薬剤を使い分け、出来る限りダメージを減らせる。美容室では、根元は強い薬剤、すでに染まっている毛先は弱い薬剤で染まるのでダメージを最低限に抑えることが出来ます。

②カラー後の後処理
市販-カラー後にそのまま流すのでシャンプー、トリートメントをしても薬剤が残りやすい。
美容室-染めた後乳化という作業で頭皮に残った薬剤をきれいに落とす。
*乳化とは薬を頭皮から浮き上がらせる作業のことで無理なくカラーを落とし頭皮のダメージを減らします。

以上のような点が挙げられます。市販、サロンのカラーのそれぞれの薬剤の特徴を理解して、ご自分に合ったカラーを楽しみましょう。

この記事を書いたスタイリスト情報

浦野寿恵(コミュニティサロン と和 / 訪問美容 と和:トップスタイリスト)
山野美容芸術短期大学卒。市ヶ谷、銀座の美容室など10年間、美容師としてのキャリアを確実に積み上げる。特にご年配の方に支持され、自宅にもお伺いして施術をするようになる。より美容を追及するため、エステティシャンに転向。銀座の高級サロンで8年間、多くの指名を頂きながら技術を修得、チーフとして店舗を任される。ご高齢の方に喜ばれた訪問美容を広めるため、美容スキルとエステ技術を通じて啓蒙・啓発を図る。2014年11月、より活動を活発にさせるため、訪問美容とユニバーサルデザインのサロンに活動の拠点を移す。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

カラー

【カラーの歴史】 染毛剤の起源は旧石器時代後期、儀式の際に樹木の汁等を使って髪を染めた事と言われています。今日の酸化染毛剤で広く使…

おすすめ記事

  • ヘッドスパ

    【ヘッドスパの歴史】 昔から医学として民間療法が盛んだったインドでは、…

  • 市販と美容室の使用薬剤の違い

    【市販のカラー剤と美容院のカラー剤は何が違うのでしょう?】 ①市販のカ…

  • 美容室の真実

    <ヘアサロンの利用回数> 日本お客様が1年間にヘアサロンを利用する平均…

ページ上部へ戻る