データで知る美容業界 ~美容室の定休日、火曜日が多いのはなぜ?~

<美容室の定休日、火曜日が多いのはなぜ?>

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全国的には、定休日を月曜日に設定している理美容室が多いようですが、関東では火曜日が主流。
これはいつ頃からどうやって決められたかというと、戦前から戦後にかけて実施されていた休電日が影響しているようです。
その当時、理美容室の定休日や営業時間、料金などは都道府県ごとに組合が決めていました。
全国的には月曜定休が主流である中、東京都が定めた組合が遵守する条例『適正化規定』に基づき、都内では火曜定休が主流となったのです。
現在では「公正取引委員会」の指導により、定休日・営業時間などは自由に設定できるようになり、年中無休の理美容室も増えています。一方、当時のなごりが強いようで、現在でも都内では火曜日、その他では月曜日に定休日を設定している理美容室が現在でも多いです。

この記事を書いたスタイリスト情報

小池由貴子(コミュニティサロン と和 / 訪問美容 と和:代表・チーフディレクター)
山野美容専門学校卒。美容師200人が所属する、都内17店舗のチェーン店で12年間従事。ヘアメニューだけではなく、エステ・ネイル・着付けなどトータルビューティーのスキルを修得する。そんな中、骨巨細胞種という膝に腫瘍が発覚、骨盤移植の大手術を行う。1年間の車椅子のリハビリ生活で、ご自宅でもお気軽に受けられる訪問美容サービスの必要性を痛感する。美容師として復帰した2年後、2011年7月に「訪問美容 と和」を立ち上げて独立。2014年2月には、年齢、障がい、関係なく誰でもご利用できる「コミュニティサロン と和」を、巣鴨地蔵通り商店街にオープン。

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