白髪がいよいよ我慢できなくなってきました。美容室のメニューを見ると、白髪染めでも、たくさん種類があるようですね。ヘアカラーとマニキュアとヘナの違いはなんですか?(40代女性)

ヘアカラーで染まる仕組みは、髪の色素を抜いて(地毛を明るくして)、同時に色味を入れることです。元の髪の状態にもよりますが、基本的に髪色を明るくも暗くも出来ます。髪の内部まで染まるので一度染めたところは染まったままです(退色していくらか明るくなったりします)。ただヘアカラーで皮膚がかぶれてしまう方もいます。初めから体質に合わなかったというケースだけでなく、ずっとヘアカラーで染めてきた方でもある時から急に体質に合わなくなることもあります。一度そうなるとカラー剤がしみたり、かぶれたり・・・と体質が変わってしまいます。その時々により、アレルギー症状が軽い時もあれば重く出てしまうときもあります。ヘア マニキュアは髪の表面だけに色を付けるので、、約4週間ほどで色が落ちてしまいます。ヘアカラーと違い髪の内部までは染まりませんし、髪を明るくする力はないので色をのせる(暗くする)事しか出来ません。ですが、そのぶん髪には優しいです。また、肌につかないように塗ります。ヘアカラーのようにかぶれることはないので肌の弱い方でも安心して染められます。ヘナはヘアマニキュアと同じく髪に色をのせるだけなので、髪を明るくする力はないですが、植物(草)なのでもちろん髪には優しいです。また、ヘアマニキュアと違って落ちないのがいいところですが、色のバリエーションは少ないです。

この記事を書いたスタイリスト情報

永井香(コミュニティサロン と和 / 訪問美容 と和:トップスタイリスト)
東京ヘアメイク専門学校卒。地域密着型の店舗で10年間従事。老若男女問わず、地域に根差したコミュニケーションで、顧客が絶えない人気店となる。そんな中、不慮の事故で左手首骨折により、一定期間の休職を余儀なくされる。リハビリ中には、美容室に行くことができないお客様の気持ちと、働きたくても働くことができない美容師の気持ちの2つを経験。このことが転機で、「訪問美容」「美容師のキャリアが活かせる店舗作り」を志す。2015年4月、訪問美容とユニバーサルデザインのサロン経営に参画することで、第2の美容師人生をスタート。

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